2010/11/29

バージョン1.1βリリース

■新機能
-ビジョンマウス機能特徴的な色を持ったカラーマーカー(色紙などなんでもよい)を仮想カメラ内でのワイプ操作に限りマウスのように扱える機能です。人差し指サイズに色紙で作った細長いキャップなどが適当です。
--使い方
1.メニュー→設定→ビジョンマウスを選択肢「Vision Mouse Setting」ダイアログを開いておき、「ビューにマーカー追従分析情報を表示」にチェックを入れておきます。
2.スクリーン上の好きな領域を最低2つキャプチャーします。
3.片方のワイプの属性で「ビジョンマウスマスタ」にチェックを入れます。このワイプがマーカートラックを行う対象となり、もう片方がそのマーカーで操作される側となります。
4.「ビジョンマウスマウスマスタでないほうのワイプ」をビュー上でクリックし前面に出しておき、編集モードで「Vision Mouse」を選択します。
5.Vision Mouseモードのときにマーカーとして認識する領域をビュー上で随時選択できるようになりますので、ビジョンマウスマスタとなっているワイプにマーカーを映しておき、マーカーとして認識したい部分をドラッグして選択します。 認識した時点で映っているマーカーの形が「待機状態」として認識され、「クリック状態」にも「ドラッグ状態」にもなりません。
6.うまく認識されるとビュー上でマーカーの周りに四角形とその中心に円が表示されます。マーカーから離れたところに表示されてしまう場合はうまく認識されていません。うまく認識させるコツは後述します。
7.指を斜めに傾けるか、前後に倒すことで「クリック状態」にできます。この状態でマーカーを動かすと「ドラッグ」できます。マーカーを「待機状態」に大体近い姿勢に戻すことで「待機状態」となります。このクリック感度やドラッグ感度の調節は1で開いておいた設定ダイアログで行えます。
8.マーカー領域を認識させなおしたい場合は5の手順を行います。 
--マーカーを認識させやすくするコツ
上記1の手順で開いた設定ダイアログにおいて、「ビューにマーカー追従分析情報を表示」にチェックを入れておいた場合、ビュー上に「ビジョンマウスマスタ」となっているワイプの色分析情報がグラフのように表示されます。1段目のグラフがマーカー領域で2段目のグラフが「ビジョンマウスマスタ」となっているワイプ全体の分析情報です。2段目のグラフであまりグラフが高くなっていない色を選択し、マーカーとすることで認識しやすくなります。部屋の光の加減やキャプチャーしている画像の色合いなどによってこのグラフを参考にマーカー色を選択してください。


-顔認識、顔部位追従マスク機能

顔や顔部位を検出し、その部分にほかのワイプをマスクとして追従させられる機能です。 
--使い方
1.最低2つの領域をキャプチャーしておきます。片方は人の顔の特徴に近いものが映った映像がないと認識はされないでしょう(映像によってはされます)。
2.顔認識対象となるワイプを右クリックし、詳細設定ポップアップを開き、「顔認識対象にする」にチェックを入れます。これでこのワイプの画像を元に顔認識が行われます。
3.顔認識対象ワイプ以外のワイプを右クリックし、詳細設定ポップアップを開き、「認識された部位のマスクにする」にチェックを入れ、「顔パーツ割り当て」コンボボックスからパーツを選択してください。 これでその部位を追従するマスクとしてワイプが設定されます。
4.顔認識対象ワイプに顔(の特徴を持った画像)を映し動かして追従することを確認してください。
--コツ
・小さめの顔画像等は認識しづらくなっています。
・顔前面から若干斜めから見た顔が認識されます。横顔は認識されません。


-認証サーバ変更
・このバージョンより前のAK-Camでは認証が行えなくなりました。ご迷惑をおかけいたしますがこのバージョンからお使いください。
・実行ファイルパスに配置されている「authsrv.txt」には認証サーバ情報が記されておりますので削除すると正常に動作しません。サーバ障害発生時などに大体URLなどをこちら側で配布して書き換えることで認証が行えるようなケースも想定して用意されているファイルです。


-フリー版における制限変更
・右上にすかしが表示されるのみとなりました